当院は19床の病床を有しています。突然の救急搬送にも対応できるよう、病床の空きがあれば即入院治療を開始できる体制が備わっております。
当院では主に整形外科の急性期(手術、および急なケガや病気による体動困難・自宅療養困難に対する保存的な入院治療)から回復期(リハビリテーションを行い、時に介護調整を行いながら在宅への退院を目指す入院治療)を担っています。病床数が少ないため急な入院希望に対応しきれないこともありますので、入院のご希望がある場合は外来受診時に医師へ直接ご相談ください。
整形外科専門の有床診療所のため、他科の専門治療を要する状態にある場合は当院での入院対応が困難な場合があり、その際は富士宮市立病院など適切な入院先をご紹介させていただきます。
手術について
基本的には整形外科全般に対応しておりますが、特に多い手術は以下のようなものとなります。(カッコ内は入院期間の目安)
・変形性膝関節症などに対する人工膝関節置換術(術後1か月程度のリハビリテーション入院)
・変形性股関節症などに対する人工股関節置換術(術後1か月程度のリハビリテーション入院)
・手根管症候群に対する関節鏡下手根管開放術(日帰り入院)
・手指や手関節の腱鞘炎に対する腱鞘切開術(入院不要)
・膝半月板断裂に対する関節鏡下半月板縫合術(術後1~2週間程度のリハビリテーション入院)
・膝及び足の靭帯断裂に対する関節鏡下靭帯再建術(術後2~3週間程度のリハビリテーション入院)
・その他、膝及び足の疾患に対する関節鏡下手術(術後1週間程度のリハビリテーション入院)
・外反母趾手術(術後2~8週間のリハビリテーション入院)
・外傷に対する全身麻酔を要しない範囲の手術(部位や状態により入院期間は異なります)
・良性皮下腫瘍、軟部腫瘍、ガングリオンなどの切除、摘出術(特別な場合を除き日帰り入院)
その他、手外科専門的な手術を要する場合には、手外科専門医を招聘し手術を行っていただいております。脊椎に関しては非常勤の脊椎専門医が診察のうえ、手術適応と思われる場合は当該医師の常勤先へと紹介受診をしていただく形となります。
当院では全身麻酔の対応が現状は困難のため、局所麻酔、伝達麻酔、腰椎麻酔で全ての手術を行っております。全身麻酔が必要な手術(脊椎及び肩周囲の手術や手術時間が3時間以上かかる手術など)、及び全身麻酔を希望される場合は適切な病院をご紹介させていただきます。